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kenchicjunreiのブログ2nd

Author:kenchicjunrei 日々の生活の関心ごとと建築とか、投資、金融政策、支配層のこと、などについて書いています。 記事の多いカテゴリー: 歴史・日本建国 (26)、核と人工知能 (38)、金融と起こされる事件 (45)、金融経済投資 (44)

千葉大停電-地下原発から地上に供給された電力を、半分以上は、家庭世帯をだまして電気の横流し。 



現実の電力供給のポイントは明瞭です。実は、現在の家庭の電気は、だいたい100~1000戸程度に一つ設置された地下発電所から地上に供給されているものなのです

都市近郊の場合、一つのニュータウンに一基は確実に地下発電所が作られていると想定してよいでしょう。

北海道のブラックアウト、今回の千葉大停電と絡んで重要なのは、ブロック単位で発電が行われているため

 大規模停電など起きる理由がない




千葉大停電は、当初90万戸の停電の内、60万戸は計画的に実施された
なんだ、昨年のブラックアウトと同じじゃないですか・・・


要するに、一般家庭用の地下電源を他に融通した


周辺住民に嘘を吐き、その生活を犠牲にしてまで電気を横取りするようなことはお止めください。





(以下の記事を転載はじめ)


(真)日本の黒い霧
http://adoi.hatenablog.com/entry/2019/09/13/214718
2019-09-13
千葉大停電-半分以上は電気の横流し

電気と原発


本日13日は台風15号の影響で停電が起きてから5日目。千葉県では現在(21時)も、18万戸が停電しており、住民が不便を強いられています。現場で復旧作業に努めている方々には頭が下がりますが、知らぬをいいことに、不要な負担を生活者に押し付ける、経産省・東電のやり方には疑問が残ります

昨年の北海道胆振地震に端を発したブラックアウトが、官製停電であったことは既に記事にしてますが、相も変わらず今年も同じ嘘を吐くのはいかがなものでしょうか?


今回は、これまでの記事の繰り返しになりますが、日本のエネルギー政策、環境政策に関る重要なことですので、敢えて日本の現実の電力供給システムについておさらいから始めます

まず、以下の図をみてください。


画像
chiba-1.jpg


過去の関連記事をお読みになってない方は、この図を見て何を当たり前のことを書いてるのだと思われるでしょう。いや、違います。これが当たり前ではないからわざわざこの図を掲載したのです。最も重要なポイントは

 大電力は長距離送電できない

ということであり、これは厳然たる物理法則に基く結論ですから、どんな学者もこれに正面から反論できるものではありません。詳しくは、以下の過去記事をよく読み返してください。

 参考記事: 大電力送電の大嘘


つまり、読者さんが感じた「当たり前」・「常識」というのは根底から間違っているのです

すると、今家にやって来てる電気はどこから来たのか?という当然なる疑問が湧くと思います。それに応えたのが以下の図です。


画像
chiba-2.jpg


この図のポイントは明瞭です。実は、現在の家庭の電気は、だいたい100~1000戸程度に一つ設置された地下発電所から地上に供給されているものなのです

地下に火力や水力発電所なんて作れませんから、小型化が可能で、排気が少なく、燃料交換サイクルの長い原子力発電所が作られているのは間違いないのです。

都市近郊の場合、一つのニュータウンに一基は確実に地下発電所が作られていると想定してよいでしょう

北海道のブラックアウト、今回の千葉大停電と絡んで重要なのは、ブロック単位で発電が行われているため

 大規模停電など起きる理由がない


ということです。また2011年の東日本大震災の煽りを受けて実施された計画停電(あるいは輪番停電)などは、全く実施する必要などなかったと付け加えておきましょう


■被害の机上算定

ここで、図2の現実モデルを用いて今回の台風15号による損害のシミュレーションを行います。

まず、東電発表によると、電柱の倒壊が84本と報告がありますが、どういう訳か倒木についてはそのデータが公表されていません。民家が多い場所ではそれほど樹木が多くなく、電力会社もバカではないですから、接触の可能性のある立木は普段からある程度手入れをしているものと仮定します。図2を見れば分かるように、山林間を這わすようないわゆる高圧電線は一般家庭用には使われていませんので、山林地域の倒木は、一般家庭への停電と直接関係ないとみなすことができます。

それでも樹木の方が電柱よりは数が多いでしょうし、枝が折れて飛ばされるケースもあると思うので、電柱の倒壊数よりは倒木の数は多いとします。その数をおおよそ5倍と仮定すれば倒木による被害数は

   84 × 5 = 420 件

と見積もれます。これに、電柱の倒壊数を足せば、おおよそ計500件の断線障害が起きたとみなすことができます


ここで、1ブロックに対し1件の断線障害が起きたと想定し、なおかつ、当該ブロックの戸数が最大規模の1000戸程度あったと、多めに算定することにします。

すると停電の戸数は

 500 × 1000 = 500,000(戸)

と、これだけ多く見積もっても50万戸しかありません。大停電が始まった当初は、千葉で90万戸以上が停電と公表されているので、実際には算定見積もりの倍近い家が停電したのです



さらに現実的なシミュレーションをするならば、暴風による断線被害は、地形などの理由から、特定地域に集中するはずですから、1ブロックで数件の障害となるケースの方が多いと考えられ、停電するブロック数も実際にはこの想定より少なかっただろうと考えられます。私はそれをこの計算値の6割程度、つまり30万戸程度だと推定します

このように推定するのには理由があり、その理由とは以下の報道です。


(※ニュース引用)

画像 
chiba-3.jpg


台風15号の影響で千葉県を中心に60万戸以上で停電が続いていることについて、世耕経済産業大臣は10日中に少なくとも33万戸の停電が解消されるという見通しを示しました。一方、残る29万戸については復旧に時間がかかるとして、東京電力に細かな情報提供をするよう指示したことを明らかにしました。

世耕経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で、停電の復旧状況について、配電設備の復旧を進めることで10日中に少なくとも33万戸の停電が解消されるという見通しを示しました

その一方で、残る29万戸については電柱が倒壊していたり、倒木によって電線が切断されていたりするため、復旧に時間がかかることを明らかにしました

そのうえで「できるだけ早く復旧させたい。地域の事情もあるが、復旧見込みをきょうなのかあすなのか、東京電力にはできるだけ細かく情報提供するように指示している」と述べました。
(以下略)

引用元: NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190910/k10012073141000.html




東電が11日の夕方まで復旧日程を示せない中、なんと、経産省の方がより具体的に電柱倒壊などで停電した29万戸の復旧には時間がかかると発表してるのです。なんてことありません、

 経産省には東電からの詳細な被害状況が渡っていた

のです。経産省は東電の先を越してフライング気味に短期復旧が不可能な戸数を公表してしまい、それが翌日11日早朝の「今日中に復旧」という東電のからの発表と矛盾したため、わずか3時間後にこの「今日中に復旧宣言」は撤回されることになったのでしょう。
このような推測から、経産省発表の29万戸、おおよそ30万戸という数字は実害数として逆に信頼度が高いと認めることができるのです



以上より、こう結論することができます。


 当初90万戸の停電の内、60万戸は計画的に実施された

と。なんだ、昨年のブラックアウトと同じじゃないですか・・・




■何のための計画停電か?

9/10の記事「 関東の大停電は本当か? 」の中で、9日未明に大規模停電が始まる前、送電区の切り替えを意味する、電気の「瞬停」があったとお伝えしました

報告者によると、小さな停電を短時間の間に3回繰り返した直後、ほぼ丸一日電気が通らない大停電の不便を蒙ったとのことです。


このカラクリの説明は極めて簡単です。要するに、

 一般家庭用の地下電源を他に融通した


ということなのです。例えば、東にあるA市Xブロックの電源を西に隣接するB市Yブロックに回すようなことが行われたのです今回の台風で、千葉県内でも比較的被害を免れたと言われる、千葉県北西部の、市川市、松戸市、鎌ヶ谷市、柏市などですが、この地域には

 ・陸上自衛隊松戸駐屯地
 ・陸上自衛隊習志野演習場
 ・海上自衛隊下総航空基地

などの自衛隊施設、そして、何を研究しているのか非常に疑われる

 ・東京大学宇宙線研究所(柏キャンパス)
 ・電力中央研究所

などの国家機関が集中しています
。まずは、地表の施設としてこれらの国家機関に他ブロックから電力を優先融通していた可能性は極めて高いとだけお伝えしておきます。お役人からすれば、首都防衛を優先したんだという言い訳なのかもしれませんが、国会における合意なき専用は憲法違反でもあるし、何より国民の信頼を裏切る行為です。

そもそも、電力供給を地下発電所に頼っているにも拘わらずそれを国民に一切公表してないことが大問題です。更に問題なのが、その発電所が原子力であるということです



さて、地表の施設があるなら、地下の施設も当然あります。千葉県内の地下施設をピックアップしてたらキリがありませんので、今は、市川市、千葉市、市原市、木更津市、鴨川市などにそれがあるとだけ書くに留めます

問題なのは、どこにどんな秘密施設があるかということでなく

 国民を騙す政府の姿勢そのものが問われているのです


また、それに追従する東電や、〇ッコー〇ンや〇いら〇のような大企業も同じ責任を問われているのです。



画像 
chiba-4.jpg
小泉新環境大臣、あなたは地下に眠る膨大な核燃料をどう処理するおつもりですか?


画像 
chiba-5.jpg
菅原新経済産業大臣、今から中学校の理科を復習してください。頭のいい官僚に騙されないように。



最後に、今後、地下にある秘密施設がいつ停電しても驚かないようにと、関係者に向けてご忠告申し上げます。だからといって、周辺住民に嘘を吐き、その生活を犠牲にしてまで電気を横取りするようなことはお止めください。そうそう、世耕さんは早く出頭してくださいね。


三の年に記す
管理人 日月土



(転載おわり)





== FIN ==




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