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- CATEGORY金融と起こされる事件
コロナ膨大検査はもう難しくなくなった。現場の専門家の工夫で、出来る対策は増えています。感染を恐れて、非感染者同士の接触も遮断するだけでは、経済も暮らしも回りません。合理的思考で構築したシステムで、もう一度社会を開く挑戦を始めるときです。
IgA、IgM、IgG、って何?
免疫グロブリン
http://chuo.kcho.jp/original/clinicallabo/kentai/menekiguroburin.html より引用
免疫グロブリンは血液や体液中にあって抗体としての機能と構造を持つ蛋白質の総称で、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5クラスに分かれています。
IgG 5種類の免疫グロブリンのうち血中にもっとも多量に存在しています。
侵入してきた病原体やウイルスの抗原と結合して、白血球の働きを助けたり、ウイルスや細菌が出す毒素と結合して無毒化します。
IgA 喉の表面、腸の内側、気管支の内側の壁などの粘膜の表面に存在し、侵入してきた病原菌やウイルスなどの侵入を防ぐ働きに関与しています。
IgM 感染した時に初期段階で産生される抗体です。
補体という蛋白質と共同して病原菌やウイルスなどの抗原を破壊したり、白血球がこれらを食べるのを助けます。
IgD リンパ球の成熟、分裂になんらかの役割を果たしているものと考えられていますが、今のところまだよくわかっていません。
IgE 免疫グロブリンとしては最も量が少なく、アレルギー反応に主要な役割を果たしており、アレルギー性疾患、寄生虫感染症などで増加します。
基準範囲スプレッター
IgG 870~1700 mg/dL
IgA 110~410 mg/dL
IgM 35~220 mg/dL
IgE 358 IU/mL 以下
●抗体検査 ビーズとは
●抗体検査で何がわかるか?
抗体検査の目的
精密抗体検査で、発症前の無症状の感染者を見つけ出す。
精密抗体検査で、無症状の感染者の感染伝搬力の可能性、感染源泉者スプレッダ―になるか、を知る。
精密抗体検査で、発症前の無症状の感染者はその後発症するか発症後重症化するかわかる。
精密抗体検査で、発症後アビガン投入、アビガン+アクテムラorトシリズマブ投入かの判断を予測できる。
■感染集積地を見つけて医療資源を集中し、無症候感染者を含めて隔離と治療をする。
■分散社会の各集団ごとに網羅的な精密抗体検査をすることで、感染に備えるだけでなく感染のリスクの高い集団にPCR検査をし、早期の隔離治療につなげる。
膨大検査はもう難しくなくなりました。現場の専門家の工夫で、出来る対策は増えています。
感染を恐れて、非感染者同士の接触も遮断するだけでは、経済も暮らしも回りません。合理的思考で構築したシステムで、もう一度社会を開く挑戦を始めるときです。
https://youtu.be/wJBaDMyfOwQ
全員検査でコロナ克服・検査と治療のシステム構築~前をむいて進むとき【新型コロナと闘う 児玉龍彦×金子勝】200602
60,748 回視聴?2020/06/05
39:08
デモクラシータイムス.
チャンネル登録者数 5.96万人
児玉龍彦さん(東大先端研がん代謝PT)と金子勝さん(立教大特任教授)にうかがう最新の新型コロナ情報。
精密医療の緻密な抗体検査の分析結果で、わかってきたことはたくさんありました。
感染集積地を見つけて医療資源を集中し、無症候感染者を含めて隔離と治療をする、分散社会の各集団ごとに網羅的な検査をすることで、感染に備えるだけでなく感染のリスクの高い集団にPCR検査をし早期の隔離治療につなげる。
膨大検査はもう難しくなくなりました。現場の専門家の工夫で、出来る対策は増えています。
感染を恐れて、非感染者同士の接触も遮断するだけでは、経済も暮らしも回りません。合理的思考で構築したシステムで、もう一度社会を開く挑戦を始めるときです。
収録は、2020年6月2日
原田武夫氏はかって述べていた。 わが国の国体勢力が来たるべきパックスジャポニカのために、恥辱にまみれて地を這いずり海外で密かに復活を機していた村上世彰を、日本に呼び戻して野に放った。
村上世彰氏と児玉龍彦氏が報告する、むつかしい、簡単にはわからない、が、検査技師や看護師が常識として理解している、抗体検査という世界。
まず、
●抗体検査 ビーズとは何? ノイズを下げた日本開発の磁気ビーズとは
HLA Laboratory
http://hla.or.jp/topics/koutai_supple_1.html より引用
HLA抗体検査の精度が向上しました
LABScreen Single Antigen Supplementを導入!
このたび、HLA抗体の同定検査*1においてHLA抗体検査補助試薬
「LABScreen Single Antigen Supplement」を導入することになりました。
これにより、 日本人に見られるHLAを遺伝子型でほぼ網羅でき、 ドナー特異的抗体(DSA)の確認など、
従来と比べてより高精度な同定検査が可能になりました。
*1 HLA抗体検査…
造血幹細胞移植・臓器移植患者の移植前血漿中にドナー特異的抗体 (DSA) が存在すると拒絶のリスクが高まります。そのため、移植前に抗体検査をすることが移植を成功させるための大切な検査となっています。検査には、Luminex法*2を用いて検査しています。
*2 Luminex法…
血清または血漿中のHLA抗体を、HLA抗原が固定されたマイクロビーズと反応させた後、蛍光標識抗体を結合させ、その蛍光強度を数値化し、専用の解析ソフトで解析します。従来のLCT法の1000倍の検出感度があります。
医学専門ジャーナル・書籍の電子配信サービス
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1543207461 より引用
はじめに
近年,精製HLA(human leukocyte antigen)抗原を結合したビーズを用いた高感度抗HLA抗体検査法(蛍光ビーズ法)が広く使用されているが,感度が高い反面,従来の細胞を使用した検査法に比べ非特異反応と考えられる例が散見される1).蛍光ビーズ法の検査結果だけでは非特異的な反応を区別することは困難であるため,参考になる検査,情報について自験例を含めて紹介する.
http://jshi.umin.ac.jp/qcws/file/Proc_Ab_ICFA.pdf より引用
QCWS 参考プロトコル
抗 HLA 抗体検査(ICFA)
1.3 検査法の原理
1.3.1 ICFA 法の概要および原理
immunocomplex capture fluorescence analysis (ICFA)法は,Luminex システムに antigen capture 法を応用した方法であり,ICFA 法の開発により交差適合試験に Luminex システムの応用が可能となった。
ICFA 法による抗 HLA 抗体検査(交差適合試験)は蛍光ビーズに HLA クラスⅠ分
子および HLA クラスⅡ分子に対するモノクローナル抗体を結合して、可溶化した白血球から HLAクラスⅠ分子および HLA クラスⅡ分子をそれぞれ単離(捕捉・精製)するものである。
血清 (血漿)と反応させた白血球から HLA クラスⅠ分子および HLA クラスⅡ分子を単離すると、血清 (血漿)中に抗 HLA クラスⅠ抗体または抗 HLA クラスⅡ抗体が存在している場合、抗体が抗原と結合した状態(抗原抗体複合物=免疫複合体)でビーズに捕捉されることから、R-phycoerythrin 標識抗ヒト IgG でそれぞれ HLA クラスⅠ分子および HLA クラスⅡ分子に特異的な抗体を検出することが可能である(図 1)。
多種類の免疫複合体を特異的に同時に捕捉することによって抗体を検出する原理から、
1)非特異的な反応が少ない、2)抗 HLA クラスⅠ抗体と抗 HLA クラスⅡ抗体が同時に存在している場合でも容易に抗体の特異性解析が可能である、などの特徴がある。
また、ICFA法は 96 ウエルマイクロプレートによる処理が可能であることから多検体処理に適応し、処理速度も約 2~3 時間でハイスループットな方法である。
beads

ビーズとは
出典: http://jshi.umin.ac.jp/qcws/file/Proc_Ab_ICFA.pdf
●カットオフとは: 判定基準 rule out: 発症前判定基準 rule in: 発症後判定基準
●抗体には、N抗体ーN抗原とS抗体ーS抗原がある。ロシュなどの抗体検査キットは、N抗体とS抗体の両方をトレースしていない。1/2の確率で偽陽性、偽陰性を生み出してしまう。厚労省がすすめている抗体検査も、この1/2の確率で偽陽性、偽陰性を生み出してしまう、悲惨なものである。
児玉先生のグループが取り組む民間の大量抗体検査プロジェクトは偽陽性、偽陰性を生み出さない、抗体ー抗原の結合を磁気分離でノイズを減少した、正確な、精密抗体検査としている。
■定量分析による抗体検査を活用し、感染状況の実態把握や、重症化判定への有用性、を明らかにするプロジェクトが、東大先端研など6つの大学・研究機関を中心に進められている。
日本記者クラブでの講演2020/07/03で、児玉氏はプロジェクトの最新の結果を交えながら、抗体の特性、今後の対策のあり方、について話した。
■大規模精密抗体検査でわかった6つのこと
1 日本における抗体判定基準を明確にし、改良している。
2 感染された方はこれまでの報告数の10倍程度おられる。
3 医療従事者など職種によって高い感染率が示される。簡易キットの偽陽性には注意が必要である。
4 日本における一般的な傾向としてIgMの反応は低く遅く、すでになんらかの免疫記憶がある可能性が高い。
5 早期からIgMが上昇する患者は重症化しやすい。新型コロナウイルスの抗体依存性の憎悪(ADE)に警戒が必要である。
6 無症状の方には、抗体陽性にくわえて、抗体陰性の方がおられる。
再掲
https://youtu.be/8qW7rkFsvvM
「新型コロナウイルス」(33) 児玉龍彦・東京大学先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクト プロジェクト リーダー/ 村上世彰・一般財団法人村上財団創設者 2020.7.3
99,455 回視聴?2020/07/03
1:11:59
jnpc
チャンネル登録者数 3.43万人
定量分析による抗体検査を活用し、感染状況の実態把握や重症化判定への有用性を明らかにするプロジェクトが東大先端研など6つの大学・研究機関を中心に進められている。
同プロジェクトを率いる児玉龍彦氏と、資金面で支援をしている一般財団法人村上財団の創設者である村上世彰氏の2人が会見した。
児玉氏はプロジェクトの最新の結果を交えながら、抗体の特性、今後の対策のあり方について話した。
司会 元村有希子 日本記者クラブ企画委員(毎日新聞)
【児玉先生のグループが取り組む民間の大量抗体検査プロジェクトにご協力を】
詳しくはこちら → https://donation.yahoo.co.jp/detail/925040/
精密抗体検査でわかった6つのこと
kodama-33

精密抗体検査の現状
kodama-44

コロナウイルスはふたつの免疫システムを欺く
kodama-66

インフルエンザとどこが違うのか
無症状の抗体がでないひとの感染伝染力が問題
(無症状の感染者がウイルスを大量に生産する場合がある)
kodama-55

日本における判定基準の制定
kodama-77

何がわかったか(4) 交叉免疫の可能性
kodama-88

重傷化の予測
kodama-99

ワクチンで抗体依存性の重症化
kodama-100

何がわかったか(7)無症状のひとがいて抗体が現れないひとがいる
S抗原とN抗原
kodama-101

PCR検査と抗体検査による全員検査システムを構築
== FIN ==